
こんにちは、マーデンです。
アメリカから日本に帰国したばかりのころは日本語が難しすぎて嫌になっていました。
6歳までは日本にいたのでひらがなとカタカナはできたのですが、漢字はいっさいやってこなかったのでかなり苦戦しました。
ここ数年で、ようやく人並みに漢字の読み書きができるようになりました。
さて、今回はそんな日本語が難しすぎる話です。
下記のとおり
日本語が難しすぎる理由
- 漢字
- カタカナ英語
- 言葉遣いの壁
上記を自分の体験談を交えながら深掘りしていきます。
漢字

漢字の読み
まずは漢字の読みについてです。
漢字の「漢」だって「かん」という読み方と「おとこ」という読み方があるようにほとんどの漢字には読み方が複数あります。
- 漢字の読みの難しい点
- 1つの漢字につき読み方が複数ある
- ある程度法則はあるが、音読みと訓読みを使い分けるには経験が必須
- 読み方に例外がある漢字もある
例)今日(きょう)
↑
経験がないと「今」と「日」という漢字をいくら各々で研究しても、「今」と「日」を組み合わせて「きょう」という読み方にはなりません。
3つ目に関しては、漢字入門者であった私がこの事実を知ったとき絶望しました。
日本に住んでいて漢字が読めないのはこの上なく不便です。学校でも漢字が読めないと国語だけでなく、ほかの科目の教科書も読めないので大変です。学校以外でも漢字はしょっしゅう出てくるので私は漢字の読めなさに長い間苦しめられました。
漢字の書き
漢字の書きはもっと難しいです。
私がアメリカにいたときの話をします。
ある日、私は母に「日本に帰った時のために漢字を練習しなさい」といわれ、小学1年生で習う漢字10個を10回ずつ練習しました。その直後、確認テストを行ったところ「一」「二」「三」以外書けませんでした。
その日以来アメリカでは漢字を勉強することはなかったです。
日本に帰国したあとは漢字の勉強を再開しました。
- 漢字の書きの難しい点
- まず覚えられない
- 覚えたところで漢字単体では意味をなさないものがある
- 同音異義がある
1つ目の「まず覚えられない」というのは本当に覚えられないです。
漢字に馴染みがある人は覚えやすいと思いますが、馴染みがない人にとっては象形文字の書き方を覚えているようなものです。
2つ目は特に苦しみました。
ほとんどの人にとっては当たり前かもしれませんが、当時の私にとって「1つの漢字だけだと意味をなさない」ということに大きな壁を感じていました。
例えば、私が小学5年生で習った「衛」という漢字。当時の私にとってはそもそもこの漢字自体難しい。それにこの漢字は単体では使われませんよね。
何十回も「衛」という画数の多い漢字を覚えた先に待っていたのは
「残念!この漢字は単体で覚えたところで使えません!」という辛辣な事実だけでした。
軽く絶望しましたね。
同音異義も苦戦しました。
「大きい」の「おお」と「多い」の「おお」は何度も間違えたし、「早い」「速い」の区別も理解するのに時間がかかりました。
漢字は覚えること多すぎです。
カタカナ英語

私にはこんなストーリーがあります。
小学6年生でのできごとで、クラスの1人1人が作った作品(修学旅行のパンフレット)を展示する日があったのです。私はその作品で「アクセサリー」のことを「アクセソリー」と書いたのです。それを同じクラスメイトに見られて笑われました。
私は英語の「accessory」という単語をできるだけ日本語っぽくした結果「アクセソリー」になったのです。
また別の話です。
高校生のときの話で、バドミントンの大会で審判をやっているときでした。私が審判をしている選手にこう言われました。「コーチングシートは3人までじゃないですか?」と。
このときの私の脳内は「シート?シートって紙のことだよな?コーチの紙が3人まで?どゆこと?」
私はこれを2回聞き返しましたが、結局わからず。
その直後にわかったのですが、選手の言っていたシートは「sheet(敷布・刷り紙)」ではなく「seat(席)」のことだったのです。
バドミントンのコートの後方には基本的に2席ずつ用意されています。そこに3人(座っているのが2人、立っているのが1人)いたのを指摘されたという場面でした。
こんな感じでカタカナ英語にたびたび苦戦させられていました。
言葉の壁
日本には敬語あったり複数の一人称・二人称があったり、言葉に気を付けなければいけない場面がしばしばあります。
英語も相手によって話し方をすこし丁寧にするとかはありますが、日本ほどではないです。
小学校6年生の時の話で、私はあまり親しくない同級生の男子を下の名前で呼んだことがあります。すると、それを聞いた周りの人から「呼び捨てかよ」と笑われました。
日本語は話す相手によって大きく言葉を変えなければなりませんよね。とくに目上の人とは気を付けなければなりません。
これも日本に住んで実際に経験をつまないと身につかないので、日本語の難しい点ですね。
日本語を話す相手・時・状況に応じて言葉遣いを大きく変えなければならない
おわり
今回は以上です。
当たり前に使っている日本語はこんなにも難しいのです。
日本語がわからない人の日本語への気持ちが少しでも伝われば幸いです。
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