
こんにちは、マーデンです。
私は小学生の4年間をアメリカで過ごしました。
そのおかげで英語はある程度できるようになりましたが、日本に帰国したときはいろいろ大変でした。
今回はそんな大変だった体験談を話します。
同じ境遇にあった人は共感を、そうでない人は私みたいな人の気持ちを少しでも理解していただければと思っています。
アメリカから日本に帰国して大変だったこと①:言語編

アメリカに最初にいったとき私はまったく英語ができませんでしたが、
見た目が日本人であったため英語ができなくてもほかのクラスメートにはなんとなくわかってもらえていました。
しかし、日本に帰国した私はただの日本語ができない日本人だったのです。
もちろんわかってもらえる人もいましたが、私の日本語がおかしいばかりに、よく周りの人に笑われたものです。
例えばこんな話があります。
小学5年生のとき、私はとある先生に「君の名前はなに?何君?」と聞かれました。私は「何君?」という質問に対してそのまま自分の下の名前を当てはめて「(下の名前)君です。」と答えました。もし私の名前が山田太郎だった場合、自分で「太郎君です。」のように答えたのです。すると、クラス全員が大爆笑。私はこの上なく恥ずかしくなり、泣きそうでした。
このようにたびたび私の言動はおかしかったのです。
そのため、私はただでさえあまりしゃべらないほうなのに、もっと無口になっていったのです。
また、漢字にもさんざん苦しめられました。
よく漢字を読み間違えて友達に「こんなのも読めないの?」といわんばかりに笑われました。
漢字にまつわる話です。
小学6年生のときの話です。私は小学5年生のときに通ってた学校とは別の小学校に入ったため、担任が変わりました。その担任は私にクラスメートの名前が書かれた大量のノートを渡してこう言いました。「これを配って、クラスメートの名前を覚えなさい。」と。当時は小学1年生の漢字が読み書きできるようになったばかりだったので、クラスメートの名前以前に私は漢字がほとんど読めなかったので自力で配ることはできませんでした。
そのときは、1人のクラスメートに全部手伝ってもらいました。
漢字も人並みに読み書きできるようになったのはここ2、3年です。
漢字難しすぎです。
人の呼び方
人の呼び方には普通の日本人でも戸惑うことがあると思います。
「この人はなんて呼んだらいいんだろう。」
馴れ馴れしすぎるかな、とか、カタすぎかな、など悩むことがあると思います。
私があまり仲良くない男の子を下の名前で呼んだら、周りの人に「呼び捨てだ」とけっこう言われました。それ以来、人の呼び方には注意するようになりました。
このように
日本語ができないのはもちろん、見た目が日本人だったのでなおさらつらかったです。
アメリカから日本に帰国して大変だったこと②:生活・文化

次に生活・文化の話をします。
アメリカでは生活・文化にこれといった特色はなく、「自由」という言葉がふさわしいと感じます。
私が日本に帰国したときは、まず、学校の制度に戸惑いを感じることが多かったです。
下記のとおり
- 制服
- 給食
- そうじ
制服や掃除の時間はアメリカにはないです。
給食に関しては
- アメリカの昼食
- 食べるものは自由(持ち込みor学食)
- 席に着いたら勝手に食べ始めていい
- 席自由
- 残しても何も言われない
- 日本の昼食
- 給食当番がある
- 食べ始めはそろえる
- 基本的に残すのはよくない
- 班が決まっている
このような違いがあります。
特に、日本の学校では一緒に給食を食べる班が決まっているため仲良くない人でも一緒に食事をしなければなりません。
こんな感じで新しいことが多すぎて、周りの制度に慣れるまでストレスの多い日々がつづきました。
日本では叱責が激しい
私はアメリカで親以外に怒られたことはほとんどないです。
学校でも先生の言うことを聞いて、トラブルを起こさず普通に生活していたら怒られません。
しかし、日本ではそれが一転して怒られる回数が劇的に増えました。
小学5年生の話です。ある帰り道友達と石の蹴りあいをしながら歩いていました。そして、とある家のわきにあった大量の石ころの中から1つとったところ、知らないおばさんに怒鳴られました。「せっかくきれいに石を整えたのにどうしてくれるんだ」という感じで30分ほど説教をされました。
知らない人に30分も怒られ続けるなんて想像もしたことがないのでびっくりしました。
自分らが悪かったのは確かだが、そこまで怒られなければならなかったのかと今でも思います。
学校ではもっとひどかったです。
・中学校では部活動では声が小さいと怒られるし、教室では黒板の消し方が汚いから怒られる
・高校ではあてられた問題がわからなかったら怒られる
もはや怒られることが文化なのかっていうくらい怒られることが当たり前ですよね。
これに関しては、他の日本人も共感できると思います。
親以外の人に怒られ慣れていなかった私にとっては、なおさらこの理不尽な叱責に大変な思いをさせられました。
アメリカから日本に帰国して

今回はこれでおわります。
別言語・別文化に飛び込むことはいいことですが、かなり精神的なストレスになったりします。
それでも私はいい経験になったと思うし、日本やアメリカに対する視野が広まったと実感しています。
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